ツナシマオトコです。

旅行やキャンプ、アウトドア、犬が好きな30代会社員の雑記。

インバスケット攻略法やコツ”回答例と対策”について考える

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先日インバスケットという研修をうけた。ご存じだろうか?インバスケット。略してインバスとも言うらしいが管理職への採用試験などとして使われている。

架空の企業のマネージャ職になったと仮定し、そこで起きる様々な問題や相談ごとなどについて、短時間で判断していかねばならない。シミュレーションゲーム的な研修だ。

◆目次

インバスケット研修の流れ

60分間以内に20問に回答する

まずは問題用紙に回答を記入。開始時は「60分間以内に回答!」と言われスタートするが、40分が経過したころ、やはり「あと10分以内で回答とします」とまさかの時間短縮があった。

もちろんこれも研修の予定通りの流れらしい。実際の仕事にはありがちな「思っていたより何かに時間が取られ、早く判断しなければならない」的なことのシミュレーションなのだろう。

そんな心構えが出来ていなかった私はまんまと焦ってしまった。今思えば、まったくもって思うつぼだった。

ちなみに回答はすべて紙に手書きである。PCやスマホ入力に慣れ切っている私の手は悲鳴をあげていた。漢字が出てこない病もあるが、そもそも手書きで長文を書くことが辛すぎる。なんでもいいから研修の前には手書きの練習をしてもいいくらいだと思った。 

インバス回答後にグループワーク

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回答終了後は、回答内容について6名ほどのグループで話しあい、40分ほどでグループとしての回答をまとめるような流れだ。

ちなみに回答用紙は回収されるので手元には問題用紙しかない。架空の企業で起きる問題について回答方針を話したり、なぜそのような方針、方向性にしたいかなどを話し合うイメージ。

発言数もそうだが、ロジカルに説明でき周囲が納得していたか、議論が煮詰まったときに新たな視点で発言ができたか、議論をリードしていたか、意見をまとめていたか、他者に発言を促していたか、など見られていたと思う。

グループワークを相互評価

グループワークが終わったあとにグループのメンバーにいくつかの項目で投票をする。「一番リーダーシップをもっていたのは誰?」などの項目だが、これが評価が悪いと結構メンタルに来る。

目の前で誰が評価されたか、逆にされなかったか見えてしまうので。もちろん評価が良ければ気分いいだろうけど。 

各グループには、1,2名の評価者(研修会社の方)がつき、かなり細かく観察される。評価者からは、ワーク中の発言内容であったり取り組み方、他者へのかかわり方、振る舞いなど色々な評価軸があるようだが、それらを観察していたように感じた。

インバスケット研修を受けてみた感想

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インバスケット研修での評価がよければ、会社で上の役職にいけるチャンスがあるし、評価が低ければそのチャンスはつぶされる。シビアなもんだ。

研修当日の最後には講師からフィードバック面談が短時間される。講師からのフィードバックはかなり細かかった。 

詳細は割愛するが、評価コメントや内容について、自身でも感じていた内容とあまり乖離がないように思った。まあ当たっているな、悔しいが。痛いところを突かれた感じもある。図星だ。

ただ、自分を色々なパラメータで数値化されることには違和感というか、率直に、あまりいい気分ではないとも感じた。頭では理解できていた、あくまで感情面ではだ。  

そんな研修が終わったあとに私が思ったのは、インバスケットの回答について、評価方法を分解して自分で理解したい。ということだ。

言っておくが決して意識高い系なわけではない。 ただ、どんなロジックで私を数値で評価したのか、そこを知りたいし、そこを知らないと評価結果にはやっぱり本当の納得感はなく次に進めないなと思い、インバスケットに関する本をいくつか読み、評価方法や攻略法を自分なりに少し勉強してみた。 

 

まあ平たく言えば「勝手に人を数値化して評価しやがって。イマイチ納得いかないからインバス勉強してやるわ。」な感じだ。

 

インバスの研修に役立ちそうな本を3冊紹介

インバス研修が終わったあとに読んだ本で「これ、研修の前に読んでおけば多少当日違ったかな」と私が感じた本を3冊紹介しておきたいと思う。

著者は同じ方で、鳥原隆志さん。※amazonでインバスケットと検索したらほぼこの方の本が出てくる有名人。

インバスケットの第一人者的な方で沢山の本を出されてるが、読んだなかではまず以下の「インバスケット実践トレーニング」が概要をつかみやすいと思った。

 

1:インバスケット実践トレーニング

インバスとは~から説明している。内容としてはやや薄めだが、インバスのとっかかりには読みやすいと思う。

具体的な問題数も実際の研修よりは全然少なく、例題について考えて→答えあわせ、というよりも、物語として某企業の担当者になったつもりでどう発生した問題を処理すればよいかを軽く考えつつ読み進めていくような内容だ。

本のサイズも小さいので電車の往復時にもすぐ読めます。キンドル版もあるみたいなので、研修前に「インバスって何??」という状態であれば、読んでみて損はないと思う。※ある程度インバスについて知っている方にはおすすめしないです。簡単すぎるかも。

一瞬で正しい判断ができる インバスケット実践トレーニング (朝日新書)

一瞬で正しい判断ができる インバスケット実践トレーニング (朝日新書)

 

2: 究極の判断力を身につけるインバスケット思考

1冊目と比べるとかなり実際の研修に近いイメージ。限られた時間で例題20問を解いてみて、その後問題に関する説明を読み、理解を深めるような感じだ。

インバスケットの思考で重要とされるポイントが書かれていたり、回答例の「ここは良いがここはダメ」など、かなり実践的な内容が書かれていた。 

究極の判断力を身につけるインバスケット思考

究極の判断力を身につけるインバスケット思考

 

3:ビジネス偏差値70の人の答え 40の人の答え 

タイトルだけ見ると、よくある自己啓発本のたぐいか?と思ってしまうが、実はこれインバスケットの回答例を、インバスの偏差値 40~70として4段階程度に分類してくれている。

複数の回答例があり、その内容に違いをもたせることで、どのような回答内容だと「よりインバスケット的に評価が高いか、逆に評価されないのはこの項目が足らないから」という点がとてもわかりやすかった。

ビジネス偏差値70の人の答え 40の人の答え

ビジネス偏差値70の人の答え 40の人の答え

 

インバスケット研修では何を判断基準に見ている?

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紹介した本を読んでみて、勿論「わかる」と「研修で実践できる」は違うと思うが、回答内容や方向性としてインバスというゲームルール内では「何を求められているか?」の概要はわかると思うので、わかると研修内での取り組み方も変わってくると思う。

本来はそこまで理解せず研修を受けることを研修会社は想定しているのだろうが。 

 

さて、上で紹介した本の中から、一例を紹介する。(*3冊目より引用)

  • 「対策を立てて実行した行動」は、想像力として評価される。
  • 「組織で情報を共有する」は、計画組織力として評価。
  • 「問題の発生原因を探る情報収集」は、問題分析力
  • 「再発の可能性について対策を検討」は、問題発見力、とみなされるそうだ。

つまり、インバスケットの評価とは、研修参加者の行動を「〇〇〇力」という評価軸で定義し、そこに対して点数をつけていくようなイメージらしい。

 

インバスケットの評価項目は10個

  • 問題発見力
  • 問題分析力
  • 創造力
  • 意思決定力
  • 洞察力
  • 計画組織力
  • 当事者意識
  • ヒューマンスキル
  • 生産性
  • 優先順位設定

 

以上の10項目がインバスケット研修の評価軸だ。

ただ言葉だけ見ても具体的にどのような内容を指すかわかりにくいので一例紹介したい。

 

創造力は、全く無から有を生み出すのは求められていない、”何かと何かを掛け合わせられる創造力” が重要なようだ。

 

意思決定力は、言葉からは何かをジャッジすることのようにも捉えられるが、”違う意見を主張する相手に毅然と自分の意思を伝えられること” に対して高い評価をされるようだ。

会議の場などで周りの意見に流されない為にもたしかに重要な項目なのかと思う。

 

このような評価される行動を全部出来る100点満点の人間はそうそうはいないだろうが、ある程度平均的に取りうる行動パターンは決まっていて、その行動だけでは平均点になってしまう。

偏差値も低いというか標準だ。周囲の参加者がよほど評価が低くなければ上位にはなれないだろう。

「皆が当たり前にやる行動の、一歩先」に他者との相対評価でプラスとして点数アップされるような評価が待っているそうだ。まあ、それが出来れば苦労しないよとは思うが 。

 

またいつかインバス研修をうけることもあるかもしれないので、今後も個人的に理解は進めつつ、心がまえだけはできればと思う。

 

おしまい。